◆米大リーグ ジャイアンツ―ドジャース(13日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が13日(日本時間14日)、敵地・ジャイアンツ戦に「1番・DH」でスタメン出場し、3点を追う3回先頭の2打席目に、今季チーム最長となる飛距離454フィート(約138メートル)の特大49号ソロを中堅に運んだ。先発したカーショーは、3回67球を投げ、5安打4失点で降板。

通算223勝目、山本に並ぶチームトップ11勝目を逃した。

 前日12日(同13日)に先発した山本由伸投手(27)が7回1安打1失点と好投を見せながら、サヨナラ負けを喫したドジャース。地区優勝へのマジックは12で、1回表には大谷の内野安打での18試合連続出塁を起点にフリーマンの左前適時打で大谷が生還し、シーズン132得点目で幸先よく先取点を奪った。だが、11勝の山本に次ぐチーム2位の10勝を挙げている先発のカーショーが1回裏、安打と四球で無死一、二塁のピンチを迎えると、アダメズの中前適時打で追いつかれ、続くチャプマンの左前適時打で1死も奪えずに逆転を許した。さらにマトスの右前適時打などで2点を失って、1―4とリードを3点に広げられた。1回からブルペンではロブレスキが投球練習を始めるスクランブル体制となった。

 2回に3点を追うドジャースは、T・ヘルナンデス、コンフォート、パヘスの3連打で無死満塁のチャンスを作るも、ロハスが二飛、ロートベットが一ゴロ併殺打に倒れてまさかの無得点。直後にカーショーは2死走者なしからアダメズに左前安打を浴びると、2者連続四球を与えて満塁のピンチを背負うも、シュミットを二ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。

 すると3回先頭の大谷が中堅へ49号ソロ。この日51号を放ったナ・リーグトップのシュワバー(フィリーズ)に2本差に迫るアーチでチームを勢いづけると、T・ヘルナンデスの左翼への適時二塁打で1点差に迫った。3回裏はカーショーが3者凡退で抑えた。4回2死一塁で大谷は見逃し三振。

カーショーは3回4失点で降板し、1点を追う4回のマウンドには2番手右腕・エンリケスが上がった。

 2・5ゲーム差の2位・パドレスは、本拠地・ロッキーズ戦で1回表に先取点を許したが、1回裏にロレアノの中犠飛で追いつくと、同点の2回にはタティスの22号2ランが出て勝ち越し。3回にはマチャドの25号ソロ、メリルの12号ソロと主軸のアーチが出ると、4回にもマチャドが2点適時打、ロレアノの2点適時二塁打が出て8点差として突き放した。

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