秋場所初日から休場の幕内・尊富士は「右上腕二頭筋腱断裂」　全休の見込みで来場所の十両転落が濃厚
尊富士 画像（1枚）

◆大相撲　▽秋場所初日（１４日、東京・両国国技館）

　秋場所初日から休場の東前頭１２枚目・尊富士（伊勢ケ浜）が秋場所初日の１４日、日本相撲協会に「右上腕二頭筋腱断裂にて１か月の安静・加療・リハビリを必要とする」との診断書を届け出た。

　夏巡業を休場した尊富士は８月に右上腕部の修復手術を受けていた。

１２日に取材に応じた師匠の伊勢ケ浜親方（元横綱・照ノ富士）によると途中出場はなく、全休する見込みで「もっと上の番付を目指してほしいから、一時的に番付が落ちることには腐らずに、精神力を鍛えてほしい」と話した。

　尊富士は青森県出身。同県は幕内力士が１８８３年（明治１６年）から１４２年途絶えていないが、尊富士は来場所の十両転落が濃厚。他の同県出身の関取は西十両３枚目・錦富士（伊勢ケ浜）と東十両１２枚目・宝富士（伊勢ケ浜）の２人で、記録が途絶える危機となっている。

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