◇カーリング ミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦 最終日(14日、北海道・稚内みどりスポーツパーク)
女子の日本代表決定戦で、フォルティスがSC軽井沢クラブを7―6でくだし、2勝2敗の五分に戻した。3戦先勝の決定戦で、粘り腰を見せ、スキップ・吉村紗也香は「まずはホッとしています」と安どの表情を浮かべた。
接戦を制した。ブランクエンドで迎えた第2エンド(E)、先攻のフォルティウスが優位に進めて1点スチールに成功。SC軽井沢クもスキップ・上野美優のショットが決まり第3Eに2点を加える。第4E、フォルティウスのスキップ・吉村紗也香が最後にテークアウトショットを決めて2点をいれた。
SC軽井沢クは3―5の第7E、上野が1投目に好ショットで、最後のドローショットも決めて2点。5―5の同点に追いつく。第8E、フォルティウスは吉村が相手の石を利用してNO1を作るショットを決めて6―5。相手に1点を取らせて迎えた最終E、吉村がドローショットを決めて勝ちきった。
フォルティウスは今大会、予選リーグで2連敗スタート。後がない状態から2連勝し、プレーオフでは、ロコ・ソラーレに勝って決定戦に進んだ。13日の第1戦ではSC軽井沢クに敗れて王手をかけられながら、この日再び逆境を跳ね返して逆王手。ミラノ・コルティナ五輪につながる戦いは泣いても笑ってもあと一戦、吉村は「優勝するときのイメージもみんなで共有しながら、高い集中力を持って次に臨みます」と意気込んだ。