◆世界陸上 第2日(14日、国立競技場)
女子100メートル障害予選で、初代表の中島ひとみ(長谷川体育施設)は12秒88の6組5着、全体19位で15日午後9時5分の準決勝に進んだ。
今季は5月のセイコー・ゴールデングランプリ(東京)で12秒85、7月初旬の日本選手権(東京)予選で12秒81など自己ベストを連発し、勢い抜群。
その後、7月末の国際競技会(フィンランド)を日本歴代2位の12秒71(追い風0・7メートル)で制し、世界陸上の参加標準記録(12秒73)を突破。8月は実業団・学生対抗(神奈川)でまたも12秒71(追い風1・1メートル)をマークし、好調で初の世界大会に臨んだ。
予選レース終了後の主なコメントは以下の通り。
「ここに至るまでたくさんの人に支えてもらいました。準決勝は、日本記録(福部真子の12秒69)を目指します。同級生の福部真子も残ったので、全力で楽しみたい。日本代表は本当に重い、と感じました。スタジアムに入った時、初めて聞くほど、歓声が大きくて鳥肌が立ちました。レースは固くなりましたが、自分のレースをして、爪痕を残したいと思っていました。自分のレーンだけを見て集中して走れました。きょうは午前5時起き。
◆中島 ひとみ(なかじま・ひとみ)1995年7月13日生まれ、30歳。兵庫・伊丹市生まれ。荒牧中2年から100メートル障害を始め、3年時に全日本中学選手権を制覇。夙川学院高、園田学園大から長谷川体育施設に入社した。今年の日本選手権は2位。自己ベストは12秒71。163センチ。