◆マリーゴールド「「ドリーム・スターGP」(14日、後楽園ホール)観衆1260=満員=

 女子プロレス「マリーゴールド」は14日、後楽園ホールで最強で最高の女子レスラーを決める真夏のリーグ戦「ドリーム・スターGP」優勝決定戦を行った。

 この日、ドリームリーグとスターリーグの公式戦最終戦が行われ、スターリーグは勝ち点9の青野未来と同8の桜井麻衣が対戦。

白熱の攻防は、両者、一歩も譲らず引き分け、勝ち点を10に伸ばした青野が1位で優勝戦進出を決めた。

 一方のドリームリーグは、セミファイナルで勝ち点8の岩谷麻優と同9点のビクトリア弓月が対戦。ハイスピードで両者が真っ向からぶつかる熱戦は、瞬く間に試合時間の15分が終わり時間切れ引き分けとなり、弓月が勝ち点10に伸ばし岩谷は、優勝戦進出を逃した。

 メインで勝ち点9のワールド王者・林下詩美が天麗皇希と対戦。勝てば文句なしで優勝戦進出が決まる林下だったが、まさかのリングアウトで敗れ脱落。この結果、優勝戦はビクトリア弓月と青野未来の対戦となった。

 優勝戦は、青野と弓月が激しく持てる技をぶつけ合う激闘を展開。最後は青野がワンセコンドEXで弓月をマットに沈め初優勝を飾った。

 表彰式終了後にマイクを持った青野は満員のホールからの「ミクコール」に笑顔を浮かべ「青野未来が優勝したぞ!」と絶叫し歓喜に浸った。ファンに感謝を伝えると「私は今年、優勝したんでこの先の夢があります」と切り出し「林下詩美のもつ深紅のベルト、ワールド王座に挑戦表明します」と宣言した。

 バックステージで青野は優勝の要因を「マリーゴールドを愛する気持ち、それが一番だなと思っています。旗揚げから皆勤で出場し続けて、誰よりもこのリングに上がっている。

だから私はマリーゴールドに対する愛は誰よりも強いと自負しています」と胸を張った。

 そしてワールド王者・林下への挑戦を「マリーゴールドに対する愛。もっともっとデッカクして10月26日、両国国技館で輝きたいなと思っているので、そこに向かってさらにマリーゴールド愛を強く強く、もっと自分自身を強くしていきたいと思います」と誓った。

 ◆9・14後楽園ホール全成績

 ▼「ドリーム・スターGP」優勝決定戦 時間無制限1本勝負

○青野未来(14分48秒 ワンセコンドEX→片エビ固め)ビクトリア弓月●

 ▼DREAM LEAGUE 15分1本勝負

○天麗皇希(4勝3敗=勝ち点8)(9分51秒 リングアウト)林下詩美(4勝2敗1分=勝ち点9)● 

△岩谷麻優(3勝1敗3分=勝ち点9)(15分時間切れ引き分け)ビクトリア弓月(4勝1敗2分=勝ち点10)△

○Maria(3勝4敗=勝ち点6)(4分46秒 垂直落下式ドライバー→片エビ固め)CHIAKI(1勝5敗1分)●

 ▼STAR LEAGUE公式戦 15分1本勝負

△青野未来(4勝1敗2分=勝ち点10)(15分時間切れ引き分け)桜井麻衣(4勝2敗1分=勝ち点9)△

 

 ▼同

○松井珠紗(4勝3敗=勝ち点8)(5分51秒 ヨーロピアン・クラッチ)野崎渚(3勝3敗1分=勝ち点7)●

 ▼同

△MIRAI(3勝2敗2分=勝ち点8)(5分11秒 両者リングアウト)ちゃんよた(2勝4敗1分=勝ち点5)△

 ▼同

○後藤智香(3勝3敗1分=勝ち点7)(7分12秒 GCS→片エビ固め)田中きずな(1勝6敗=勝ち点2)●

 ▼第0試合 8人タッグマッチ

○山岡聖怜、ハミングバード、南小桃、山﨑裕花(9分2秒 ジャーマンスープレックスホールド)石川奈青、勇気みなみ、橘渚●、メガトン

編集部おすすめ