9月14日の中山11R・ラジオ日本賞(ダート1200メートル=16頭立て)は、6番人気のポッドベイダー(牡3歳、美浦・上原佑紀厩舎、父リオンディーズ)が、力強く抜け出しオープン特別3勝目を挙げた。勝ちタイムは1分9秒9(稍重)。

 スタートを決めると逃げ馬を見る形の2番手。4コーナー手前から早めに進出を開始すると、最後の直線では前を行くジョーローリットを捕らえ、1馬身差をつけた。デビュー9戦目で初めてダートに投入されての完勝劇。荻野極騎手は「調教も載せていただいていて馬の変化を感じながら、ようやく本来の体と動きになっていたので何とか結果を出したいと思っていて、期待通りの走りでした。器用な馬で芝でもダートでもこなしてくれますね」と安堵の表情。上原佑調教師は「もともとデビューからダートだと思っていましたが、芝でも結果を出していたので」と砂投入の経緯を説明。次戦については「カペラS(12月14日、中山)を本線でいきます」とした。

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