◆世界陸上 第2日(14日、国立競技場)

 男子400メートル予選で3大会連続代表の佐藤風雅(ミズノ)は45秒10の1組5着で予選敗退した。

 日本選手権(7月)の失格が8月下旬に取り消され、3大会連続の世陸切符をつかんだ29歳。

「様々な経緯があったが、今は競技に集中して切り替えられている。メンタルの低下はない」と心身共にコンディションを整えて今大会に臨んでいた。

 昨年のパリ五輪は後半に失速して予選敗退。「スピードアップから逃げちゃいけない」とトレーニングを重ね、今大会は44秒台と、1991年東京世界陸上の高野進以来、日本勢34年ぶりの決勝進出が目標だった。

 これまでの世界陸上では「良い記録を出したときに地鳴りがした」と振り返り、「自分の国でそれができたら、どれだけ気持ちよいんだろうと想像してやってきた。今年こそ日本記録(44秒77)を見せたい」と熱く意気込んでいたが、結果につなげることができなかった。

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