◆関西大学ラグビーAリーグ▽開幕節 天理大62―0関大(14日・花園第1)
昨季リーグ王者の天理大が、開幕節で関大に勝利した。6月に部員2人が麻薬取締法違反の疑いで逮捕。
試合は、共同主将のSO上ノ坊駿介(4年)ら3選手が2トライをマーク。守っては、トライライン手前でも粘り強く守って失点を許さなかった。春季トーナメントでは、2回戦で17―19で敗れた相手に完勝。リーグ連覇に向けて好発進を決めた。
試合後の会見で、小松監督は一連の騒動に関して「ラグビー関係者の皆様、大変ご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを改めておわびさせていただきます。申し訳ございませんでした」と、冒頭に謝罪した。続けて「このリーグ戦に出場機会をいただきました、日本協会、関西協会、大学リーグ委員会、ご配慮をいただきまして、きょうこのように試合ができましたことを大変感謝いたしております」と感謝。試合については「どこが相手でもチャレンジャー精神を持って、ディフェンスでプレッシャーをかけようということで臨んだ。まだ修正箇所や完成していないポイントは多くありますけれども、スクラムで頑張ったこと、しつこくディフェンスにいけて最終的には関大さんを0点に抑えられたことが一番大きな成果」と振り返った。