大相撲 ▽秋場所初日(14日、東京・両国国技館)

 西十両3枚目・錦富士(伊勢ケ浜)が、西十両2枚目・千代翔馬(九重)をはたき込んで、白星発進となった。

 青森・十和田市出身の錦富士。

今場所は同県出身唯一の幕内だった東前頭12枚目・尊富士(伊勢ケ浜)が全休する見通しで、来場所の十両転落が濃厚。同県は幕内力士が1883年(明治16年)から142年途絶えおらず、自身と同県出身で東十両12枚目・宝富士(伊勢ケ浜)の今場所の成績次第では記録が途絶える可能性がある。「どうしてもその話は頭の片隅にはある。尊富士が落ちるからと言われるが、宝富士関や僕もいる。僕らでそれを崩さないようにしたい。でも硬くなったら元も子もないので、土俵に上がったら、それは置いておいてやりたい。青森の皆さんの期待に応えたい思いはある」と胸の内を明かした。

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