◇カーリング ミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦 最終日(14日、北海道・稚内みどりスポーツパーク)
ミラノ・コルティナ五輪最終予選への切符をかけた戦いは、フォルティウスがSC軽井沢クラブに6―5で勝利。通算3勝2敗とし、日本代表に内定した。
SC軽井沢クに13日に先勝され、負けたら終わりで迎えたこの日。息詰まる攻防を制した。5―5で迎えた最終エンド、ハウス中心置けば勝ちのドローショット。わずかに伸びたが、五輪への執念で石を止めた。「ちょっと長かったけど『止まってくれ…』と」。午前の勝利後、宿舎で優勝時のシミュレーション。「アウトターンを投げてドロー決まりました。で、あの喜び、というのを皆でやって試合に臨んだ」。有言実行で歓喜の輪を作った。
22年北京五輪代表をかけたロコ・ソラーレとの戦いでは、2連勝発進しながらその後3連敗。
初の五輪出場に挑む最終予選(12月、カナダ)。代表切符はつかんだが、夢舞台にはもう一勝負待つ。吉村は「プレッシャーのかかる中で、本当にいいパフォーマンスができたと思う。そこは自信を持って、いい準備をして五輪の出場権を何が何でも取りにいきたい」と、大勝負を見据えた。