◆JERA セ・リーグ DeNA9―7巨人(14日・横浜スタジアム)

 先発の赤星(巨)は1死も取れず1安打、2四死球、投球回0/3で降板した。先発投手が0/3回で降板は、昨年7月10日ロッテ戦の松井(楽)が8安打1四球を与え、8失点。

1アウトも取れずに先発途中降板して以来になる。

 巨人では17年9月30日阪神戦で、畠が打者2人目に頭部死球を与え、危険球退場して以来。危険球以外の降板では、85年8月26日広島戦で、橋本敬司が初回先頭打者から4者連続四球を与え降板して以来。橋本は4失点で負け投手になった。

 この日の赤星は勝敗つかず。先発0/3降板で黒星回避は、75年6月8日広島戦で関本四十四が2安打、1四球で降板も、2番手の高橋良昌が無失点に切り抜けたため、勝敗はなし。ただし、チームは敗戦した。

 巨人の先発投手が0/3降板でも勝利したケースは、73年5月27日大洋戦で新浦寿夫が打者2人、2四球で無失点降板も、巨人は初回表に4点先制のお膳立てがあり、15―4で勝利したことがある。もっとも、先発が1死も取れずに降板すれば、なかなか勝利にはつながらない。(福山 智紀)

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