◆JERAセ・リーグ 広島6―8ヤクルト(14日・マツダスタジアム)
ヤクルトは終盤までもつれる接戦をものにした。ドラフト3位・荘司宏太投手が完璧な火消しで大逆転負けの危機を救った。
5点リードの7回。4点を返され、なおも2死一、三塁の場面で登板。坂倉をフルカウントからの9球目、チェンジアップで二ゴロに仕留めた。
24ホールド目を挙げ、連続無失点も自己最長タイの12試合まで伸ばした。「最後まで(無失点で)行ければ一番最高ですけど、そんなに甘くないとは思うので最少失点だったり、一人、一人の打者を真剣勝負で全力で抑えていく気持ちでいきたい」。目標の新人王に向けて前進した左腕は「最後までやり切って、選ばれればありがたいこと。そこに向かって全力を出していこうと思います」とタイトルに照準を合わせた。
高津監督も「できる限りの協力はしてあげたい。生涯に一度だけの賞なので狙ってほしい」と新人王に向けた後押しを約束した。