女子マラソンでは世界大会初出場で早大サークル出身という異色の経歴を持つ小林香菜(24)=大塚製薬=が粘り強い走りを見せ、2時間28分50秒で7位入賞を果たした。同種目の日本女子としては、2019年ドーハ大会7位の谷本観月以来、3大会6年ぶりの入賞で28年ロサンゼルス五輪の代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権も獲得した。
男子400メートル予選では、3大会連続出場の中島佑気ジョセフ(23)=富士通=が登場。予選2組で日本記録(44秒77)を0秒33更新する44秒44の日本新記録で2着となり、全体でも6位の好記録で準決勝(16日)進出を果たした。
男子走り高跳び予選では、昨夏のパリ五輪で88年ぶりに5位入賞した赤松諒一(西武プリンス)と、初出場の瀬古優斗(FAAS)が2メートル25を跳び、上位12位までが進出する16日の決勝に進んだ。日本勢2人が決勝に進むのは、世界選手権では初めての快挙となった。
女子100メートル障害予選では24年パリ五輪代表の福部真子(29)=日本建設工業=、世界大会初代表の中島ひとみ(30)=長谷川体育施設=が15日の準決勝に進出した。同学年で中学生時代からの盟友は、2人そろって同種目日本人初の決勝進出を目指す。
夜に行われた男女100メートル決勝。男子はセビルが自己新の9秒77で制した。2位には9秒82のトンプソンが入り、ジャマイカ勢がワンツーフィニッシュを果たした。女子はメリッサ・ジェファーソンウッデン(アメリカ)が大会新記録の10秒61で初優勝を果たした。