オリオールズの菅野智之投手は、左足首に打球を受けた13日の敵地でのブルージェイズ戦から一夜明けた14日(日本時間15日)、キャッチボールを回避したものの、ウォーキングなどで軽めの調整を行った。試合前に治療を受けた菅野は、前日よりはるかに面積の少ないテーピング処置を受け「大丈夫です」と語り、チームメートと笑顔で話すなど、明るい表情だった。

 3日連続で屋根が開放された敵地ロジャース・センターのフィールドに出ると、外野のポール間を3往復ウォーキング。速度181キロの打球が、左内くるぶしの上部に当たっただけに、後日の腫れが心配されたが、歩行はスムーズだった。練習上がりには、フェンス越しに即席サイン会を開催。巨人のユニホーム姿のファンにサインを求められ、「YGマーク」の帽子にペンを走らせるシーンもあった。

 マンソリーノ監督代行は「トモは心配なさそうだ。昨日は不屈の登板だった。次の登板もスケジュール通り投げられるだろう」と、週末本拠地でのヤンキース戦登板を示唆した。順当なら残り2試合。メジャー1年目を、力強いフィニッシュで締めくくりたい。

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