◆米大リーグ ジャイアンツ―ドジャース(14日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が14日(日本時間15日)、敵地・ジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場。2戦連発で史上6人目の2年連続50本塁打の期待がかかる中、9回先頭の第6打席は右腕シーモアからポテンヒットを放ち、今季最長タイの19試合連続出塁とした。

打ち取られた当たりが遊撃と中堅の間に落ち、中前打となった。その後2死一、二塁からエドマンの中前適時打でホームにかえり、自己最多の135得点となった。

 この日のジャイアンツ先発は21年サイ・ヤング賞のR・レイ投手(33)だった。大谷は試合前の時点で通算14打数4安打の打率2割8分6厘、0打点となっていた。初回先頭の第1打席は空振り三振、2回2死満塁の第2打席も空振り三振、4回2死一塁の第3打席は左飛に倒れた。

 5回2死一、三塁の第4打席では右腕ペゲロの100・3マイル(約161・4キロ)直球を捉えるも左飛。7回1死の第5打席は右腕ブルベーカーから飛距離384フィート(約117メートル)の中飛。ホームから中堅フェンスまでは391フィート(約119・2メートル)だが、約2・2メートル届かなかった。

 前日13日(同14日)の同戦では、大谷は3点を追う3回先頭でウェブから5試合ぶりの49号ソロをセンターの防球ネットに突き刺した。飛距離454フィート(約138・4メートル)は今季球団最長の特大弾。「本塁打の数がまずは大事ですけど、飛距離も一つの持ち味だと思う」と胸を張った。

 さらに3安打3得点の大暴れで、前人未到の「50―50」(50発、50盗塁)を成し遂げた昨季打ち立てた自己最多の134得点に早くも並んでいた。

1890年にH・コリンズがマークした148得点の球団記録にも迫る勢いだ。

 2年連続50号の偉業も目前。ロバーツ監督は「とても難しいことだし、そうそう起こることではない。それだけ大谷が特別な選手だということを示している」と話していた。

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