男子マラソンが国立競技場発着でスタートし、最初の5キロを15分22秒で通過した。TBSで解説を務めるプロランナーの川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)は「まずまずのペースです」と話した。

女子マラソンが行われた前日(14日)はスタート前は曇っていたが、この日は朝から日差しが強く、スタート前で、すでに気温28度。レース中に気温30度を超えることが予想されており、暑い中で熱い耐久レースとなる。

 日本勢は、日本歴代3位(2時間5分16秒)の吉田祐也(28)=GMOインターネットグループ=、同5位(2時間5分39秒)の近藤亮太(25)=三菱重工=、パリ五輪男子マラソン日本代表(23位)の小山直城(29)=ホンダ=が出場。全員、5キロを先頭集団で通過した。3人はスタート前に、肩を組んで円陣を組み、健闘を誓い合った。

 レースは、定刻の午前7時30分に号砲が鳴ったが、約100メートルを走ったところで、まさかのスタートをやり直し。TBS解説の2000年シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さんも「見たことありません」と驚いた。

 審判からグリーンカードが示され、失格となる選手はなし。その後、無事にスタートした。

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