◆米大リーグ ジャイアンツ2―10ドジャース(14日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)

 ナ・リーグ西地区首位のドジャースが同地区3位のジャイアンツに連勝でカード勝ち越し。ド軍は地区優勝マジックを「10」に減らし、両チームのゲーム差は9に広がった。

2戦連発で史上6人目の2年連続50本塁打を狙った大谷翔平投手(31)は「1番・DH」で先発出場し、6打数1安打だった。

 この日のジャイアンツ先発は21年サイ・ヤング賞のR・レイ投手(33)。大谷は初回先頭の第1打席は空振り三振、2回2死満塁の第2打席も空振り三振、4回2死一塁の第3打席は左飛に倒れ、対レイは通算17打数4安打の打率2割3分5厘となった。

 5回2死一、三塁の第4打席では右腕ペゲロの100・3マイル(約161・4キロ)直球を捉えるも左飛。7回1死の第5打席は右腕ブルベーカーから飛距離384フィート(約117メートル)の中飛。ホームから中堅フェンスまで391フィート(約119・2メートル)となっているが、2・2メートル届かなかった。それでも、9回先頭の第6打席では右腕シーモアから幸運なポテンヒットを放ち、今季最長タイの19試合連続出塁とした。打ち取られた打球が遊撃と中堅の間に落ち、中前打となった。8月24日(同25日)の敵地・パドレス戦から続く記録は途切れなかった。さらに2死一、二塁からエドマンの中前適時打で生還し、史上初の「50―50」(50本塁打、50盗塁)を成し遂げた昨季記録した自己最多の134得点を上回る135得点とした。

 ドジャースは同地区ライバルのジャイアンツとの3試合で、初戦を落としながら、この2試合は打線が爆発。13得点の前日に続き、この日も18安打10得点で大勝した。

18日(同19日)からは本拠地でジ軍と4試合が組まれているが、ポストシーズンでも当たる可能性がある相手に嫌な印象を植え付けたはずだ。

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