◆世界陸上 第3日(15日、国立競技場)
男子マラソンが国立競技場発着で行われ、25キロを1時間17分11秒で通過した。この5キロのラップタイムは15分17秒でやや上がった。
日本歴代3位(2時間5分16秒)の吉田祐也(28)=GMOインターネットグループ=は25キロ手前で遅れる苦しい展開となった。同5位(2時間5分39秒)の近藤亮太(25)=三菱重工=、パリ五輪男子マラソン日本代表(23位)の小山直城(29)=ホンダ=は先頭集団で踏ん張っている。
中間点の21・0975キロを過ぎた後、前回覇者のキプランガト(ウガンダ)が先頭に立ち、ややペースアップ。それまで1キロ3分5秒前後の落ち着いたペースでレースは進んでいたが、いよいよレースが動き始めた。
レースは、定刻の午前7時30分に号砲が鳴ったが、約100メートルを走ったところで、まさかのスタートをやり直し。TBS解説の2000年シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さんも「見たことありません」と驚いた。
審判からグリーンカードが示され、失格となる選手はなし。その後、無事にスタートした。