◆米大リーグ ジャイアンツ2―10ドジャース(14日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)

 ナ・リーグ西地区首位のドジャースが同地区3位のジャイアンツに連勝でカード勝ち越し。ド軍は地区優勝マジックを「10」に減らし、両チームのゲーム差は9に広がった。

2戦連発で史上6人目の2年連続50本塁打を狙った大谷翔平投手(31)は「1番・DH」で先発出場。6打数1安打で偉業達成は次戦に持ち越しとなったが、9回に幸運なポテンヒットで連続試合出塁を今季最長タイの「19」に伸ばした。

 17安打13得点の前日に続き、18安打10得点で大勝。「打席での意図、1球ごとに勝つ意識、フィールド全体を使うことや、三振しないこと。そうした全てが詰まっている。これまで必ずしも一貫してはできていなかったが、非常にいい投手(ウェブ、レイ)2人を相手にこのようなことができたのは、大いに励みになる」とロバーツ監督も上機嫌だった。

 9回1死ではイエーツがギルバートに左翼線にポトリと落ちる“二塁打”を許したかに見えたが、ド軍側が一塁を踏んでいなかったと指摘。チャレンジによるリプレー検証でそのことが認められ、ギルバートはアウトになった。真っ先に気がついたのは前日に頭部死球を受けてこの日は欠場したマンシーだったという。指揮官は「カービー(イエーツ)はマンシーにワインを1本おごるべき(笑)。試合に出ていなくてもしっかり見ていた。あれは素晴らしいプレーだった」と称賛した。

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