ロックのカリスマ・矢沢永吉(76)と、米大リーグ(MLB)のマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)が15日放送のNHK「MUSIC SPECIAL 矢沢永吉 ヤザワ×イチロー ~俺たちの失敗~」に出演。20年ぶりの再会を果たした。
2人が初めて会ったのは2006年に同局で放送された対談「英雄の哲学」だった。イチロー氏は今年1月にアジア人選手として初めて米国野球殿堂入りを果たした。この日は「俺たちの失敗」をテーマに語り合った。
イチロー氏は「僕はどちらかというと失敗がないなーという感触なんです」とひとこと。「ほう」と驚く矢沢にイチロー氏は「人が見ると『それ失敗だよね』と思ったことはたくさんあるんですよね」と語った。
「それすごくいいですね。だって人が失敗だと思ったことを自分は失敗だと思っていなかったんでしょ?」と矢沢。イチロー氏は「そこは僕、やっぱりロックだったんですよ。やりたいことに向かっていく自分が常にいたので。僕とロックのイメージは全くないですが、生き方を振り返った時『あ、俺ロックだな』と思ったんです」と語った。
それから小学3年から学業よりも野球に打ち込み、高校選び、プロ野球入りも、その後の登録名を「イチロー」としたことも「周りはそれ失敗だよねと笑われた。大リーグ行く時も『できるわけない』と言われた。