報知盃の第62回東京記念・S2は17日、大井競馬場でステイヤー14頭が2400メートルを争う。YouTubeの「馬トクちゃんねる」で予想を展開する落語家の林家希林が南関東の重賞予想に挑戦。
持久力勝負で勝機
今年は14頭立てになった長丁場のレース。持久力が問われるだけでなく、スタート直後に3コーナーを迎えるためポジション取りが重要で、騎手の力量が勝敗を分ける舞台であることは確か。各馬の出方を踏まえつつ、展開から本命を探りました。
ここはグロリアムンディがレベルの違いを見せつけるでしょう。前走は無理せずハナを奪って1秒4差の逃げ切り勝ち。その前に勝ったのがJRA時代の東京・2100メートル戦だったように、距離が延びるのはむしろプラスでしょう。前走のようなハナではなく好位からでも運べるタイプで、持久力勝負に持ち込めばチャンスは十分ある。
グリューヴルムはJRA時代にオープン入りした実績馬で、移籍後も大崩れしない安定感は魅力だ。鞍上は韓国で海外重賞初制覇を飾った矢野貴騎手。勢いある鞍上の手綱さばきを信頼したい。
▲はナチュラルハイ。
◆林家 希林(はやしや・きりん)本名・佐藤嘉由生(さとう・よしゆき)1989年2月10日、東京都生まれ。2009年に林家木久扇に入門し、13年に二ツ目昇進。23年9月から真打ちに昇進した。高座名の「木りん」は、落語界一の公称身長192センチから「本当は1センチ伸びて193センチ。落語界の大谷翔平です」