B2ベルテックス静岡は17日、B1仙台とのプレシーズンゲーム(PSG、21日・ゼビオアリーナ仙台)に向けて静岡市北部体育館で練習した。10月2日のリーグ開幕前の最後のPSGでSGサイモン拓海(25)が、初の開幕スタメンを猛アピールする。
チーム屈指のシューターが、試合スタートからエンジン全開で臨む。昨季は54試合すべてで途中出場だったが、今季ここまでのPSG全4試合でスタメン出場中。「途中から出る以上に、最初からアグレッシブルにいかなければいけない。すごくメンタルの準備が必要になる」。試合の流れを引き寄せる重要な役目を担っている。
まだまだ納得のプレーは出来ていない。「一番の役割」という自認する3点シュートの成功率が今ひとつ。全4試合で計20本打って5発と成功率25%で、昨季の37・9%に遠く及ばない。「もっと確率を上げていかないと」。この日も居残り練習でシュートタッチを確認した。
開幕スタメンに関して森高大ヘッドコーチ(36)は「まだ決めていない。SGはナオ(橋本尚明、32)との競争ですね」と、ポジション争いを強調する一方、「そろそろ拓海も大きい役割を得る年齢になってきている」と、25歳の若さに期待を寄せる。