大相撲秋場所4日目(17日・両国国技館)

 大関昇進を目指す関脇・若隆景(荒汐)は、小結・高安(田子ノ浦)を寄り切り、2勝目。星を五分に戻した。

素早く右を差すと、頭をつけ、相手の右を絞り、右上手を取って、押し切った。

 3日目までに1勝2敗と苦しいスタートとなった。初日は、東前頭2枚目・伯桜鵬(伊勢ケ浜)に一気に押し出され、前日も東前頭筆頭・玉鷲(片男波)に右をのぞかせたものの、強烈な右のど輪に体勢を崩され、敗れた。九重審判長(元大関・千代大海)は「緊張のし過ぎ。肩に力が入りすぎていた」と指摘していたが、この日は厳しい相撲で勝利した。

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