◆世界陸上 第5日(17日、国立競技場)

 男子200メートル予選が行われ、日本歴代3位(20秒11)の記録を持つ鵜沢飛羽(うざわ・とわ、JAL)が6組を走り、20秒39(無風)の3位で、18日の準決勝に進出した。予選各組で条件は異なるが、タイムでは全体21番目だった。

 鵜沢は宮城県出身の22歳。宮城県立築館高、筑波大学を経て今春からJALに所属。23年ブダペスト世界陸上に初出場し、昨年のパリ五輪では準決勝に進出した。自国開催のビッグイベントで決勝進出と、2003年に末續慎吾がマークした日本記録(20秒03)の22年ぶりの更新を目指す。

 初の世界陸上400メートルリレー代表入りにも意欲を見せる。「実力以外の何かがないと選ばれない」と今年は5月の世界リレーにも出場し「結果は残して走れることは証明した。自分が走る以外ない」と自信を見せる。今大会では「リレー侍」としてアンカーを務めることが濃厚だ。

 日本代表の注目選手のひとりは、第5日にようやく出陣。これから、第6日(男子200メートル準決勝)、第7日(同決勝)、第8日(男子400メートルリレー予選)、最終日(同決勝)と5日連続の活躍を期す。

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