◆世界陸上 第5日(17日、国立競技場) 

 男子200メートル予選が行われ、日本歴代3位(20秒11)の記録を持つ飯塚翔太(ミズノ)が1組を走り、20秒64の6位で敗退した。準決勝進出はならなかったが、世界陸上6度目の出場の「現在進行形レジェンド」の力走に会場は大きく沸いた。

 「(21年)東京五輪は無観客で、その時に観客が入ったら、どんだけすごいスタジアムになるのかなと思っていて、また、このスタジアムに立てて、もう幸せな気持ちでしたけ。悔しい結果なので、そこは心残りですけ、一生懸命走りました」と飯塚は爽やかに話した。

 飯塚は静岡・御前崎市出身。藤枝明誠高、中大を経て、ミズノに所属。世界陸上は5大会連続6度目の出場。五輪には12年ロンドン、16年リオ、21年東京、24年パリと4大会連続で出場している。リオ五輪男子400メートルリレーでは2走を走り、銀メダルを獲得した。日本陸上界のレジェンドは34歳となった今も世界の舞台で走り続けている。

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