大相撲秋場所4日目(17日、両国国技館)

 横綱・大の里が初黒星を喫した。右と左の上手を立て続けにつかんだが、2度切られた。

勝ち急いだのか、前に出たところを土俵際で突き落とされた。土俵下へと転がり、立ち上がると思わず天を仰ぎ、首をかしげた。支度部屋では「明日、もう1回切り替えて集中したい」と悔しさを押し殺した。伯桜鵬には2場所連続で金星を配給。警戒しすぎたのか問われると「また明日」と多くを語らなかった。

 4日目は、昨年名古屋場所から8場所中6度目の黒星。苦手意識については「(何も)思わない」と強調した。新横綱場所だった先場所も4日目に土がつき11勝4敗で賜杯を逃した。5日目は結びで初場所から1勝3敗と苦手な王鵬と対戦する。横綱昇進後初Vへ、連敗だけは許されない。

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