◆パ・リーグ ソフトバンク11―8西武(17日・みずほペイペイドーム)
ソフトバンクが4連勝で優勝へのマジックナンバーを「9」とした。「11」で迎えた一戦に勝利し、日本ハムも楽天に敗戦。
序盤に西武を圧倒。2回に先制を許したが、直後に一挙7得点の猛攻を見せた。無死満塁が2死となったが、周東と柳町が押し出し四球。さらに牧原大、中村、栗原が3連続適時打でたたみかけた。3回も2イニング連続の打者一巡で4得点。打撃好調を買い、今季初のスタメン右翼で起用した谷川原も大活躍した。最大10点差から後半に追い上げを許し、クローザーの杉山を起用する展開にはなったが、杉山がリーグトップに並ぶ27セーブ目を挙げた。
以下は試合後の小久保裕紀監督の主な一問一答
―西武の追い上げもあったが、杉山が締めた
「杉山もまさか出番があると思わなかったでしょうね。モニターを見たら、めちゃくちゃゆっくりしていたので。でも3点ありましたし、彼は途中からクローザーになって、タイトルも狙えるところまできている。彼にとっては、よかったセーブと捉えたらいいんじゃないですかね」
―打線が序盤に爆発
「武内から見事な集中打。
―谷川原が攻守に活躍
「モイネロがあまり状態が良くない中で先制ホームラン打たれ、またボール、ボールで(ストライクを)取りにいった直球をね(右中間に打ち返された)。二塁打、三塁打になったら、あの回もう1点と感じでしたのでね。(好捕した谷川原は)即席ライトですけど、過去にやってたこともあって、非常にスタートも早いし。あとは(2回無死一、二塁で大量点を呼んだ)セーフティーバントもですね。左投手に対する対応も含め、今日の彼の働きはすばらしかったです」
―起用の理由は
「前回(武内から)ホームランを打っている打者なので。外野でいくと、2週間弱前から話をしていたので、それが今日でした」
―モイネロは早めに交代
「あまり思うように体が動いてないので、本人もフラストレーションがたまっていたと思うんですけど。点差もあったんで、来週を見据えて5回で切りました。無理やり投げさせることもないかなということで」
―3点差まで追い上げられたが、勝てばいい
「全然いい。投手は今後の見極めも含めて投げさせているわけですから」
―18日は日本ハム戦
「勝てば有利になりますしね。ここまできたら思い残すことなく、ワクワク、ドキドキしながら取りにいきたいと思います」