世界陸上、第6日(18日、国立競技場)ナイトセッションの見所を紹介する。

 注目は女子800メートル予選に登場する久保凛(東大阪大敬愛高)。

昨年7月に日本新記録をマークし、今年7月の日本選手権はさらに縮める1分59秒52をマークして2連覇。初の世界陸上代表権を手にしたヒロインが、自国開催の大舞台で躍動する。

 男子400メートル決勝には、中島佑気ジョセフ(富士通)が1991年東京世界陸上の高野進以来、日本勢34年ぶりに登場する。予選で44秒44の日本新記録をマークし、準決勝も驚異の追い上げで着順突破。高野の7位入賞を超え、日本陸上界に新たな歴史を刻めるか。

 男子200メートル準決勝には、8月に日本歴代3位タイの20秒11をマークした鵜沢飛羽(とわ、JAL)が出場。前日の予選は順当に着順突破。03年パリ大会の末続慎吾、17年ロンドン大会のサニブラウン・ハキームに次ぐ、日本勢3人目の決勝進出を目指す。

 女子5000メートル予選には、1万メートルで6位入賞を果たした広中璃梨佳(日本郵政グループ)、1500メートル予選落ちの田中希実(ニューバランス)、山本有真(積水化学)が登場する。

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