◆世界陸上 第5日(17日・国立競技場)

 陸上の世界選手権東京大会第5日は17日、国立競技場で行われ、200メートル予選の男子は鵜沢飛羽(JAL)が20秒39の6組3着で18日の準決勝に進んだ。女子は井戸アビゲイル風果(東邦銀行)が22秒98の5組5着で突破。

この種目で日本勢が準決勝に臨むのは2011年大会以来。男子の飯塚翔太(ミズノ)と水久保漱至(宮崎県スポーツ協会)は予選で姿を消した。

 男子やり投げの崎山雄太(愛媛競技力本部)ディーン元気(ミズノ)長沼元(スズキ)は予選落ちした。

 【男子200メートル予選】鵜沢飛羽(うざわ・とわ、JAL)が6組を走り、20秒39(無風)の3位で、18日の準決勝に進出した。予選各組で条件は異なるが、タイムでは全体21番目だった。22歳の鵜沢は23年ブダペスト世界陸上に初出場し、昨年のパリ五輪では準決勝に進出した。自国開催のビッグイベントで決勝進出と、2003年に末續慎吾がマークした日本記録(20秒03)の22年ぶりの更新を目指す。日本歴代6位(20秒14)の記録を持つ水久保漱至(そうし、宮崎県スポ協)が3組を走り、20秒51の7位で予選敗退した。日本歴代3位(20秒11)の記録を持つ飯塚翔太(ミズノ)は1組を走り、20秒64の6位で敗退した。

【女子200メートル予選】井戸アビゲイル風果(東邦銀行)が5組を走り、22秒98の5位で18日の準決勝に進出した。この種目では2011年大会の福島千里以来、日本人2人目の準決勝進出となった。6組で争われた予選は各組上位3人と4位以下のタイム上位6人の計24人が準決勝に進出できる。

5組を5位で走り終え、着順での進出を決められなかった。しかし最終6組が終わり、各組み4位以下のタイムで4番目が確定し、準決勝進出を決めた。

【男子やり投げ予選】日本勢3人は決勝進出を逃した。18日の決勝進出の条件は予選通過ライン(84メートル50)を超えた選手全員と、予選通過ラインが12人に満たなかった場合、上位12人。日本歴代2位(87メートル16)で世界トップレベルの記録を持ち、メダル獲得も期待された崎山雄太(愛媛競技力本部)は77メートル61の全体29位で予選敗退した。日本歴代5位(84メートル66)で3大会連続代表のディーン元気(ミズノ)は77メートル01で全体31位、長沼元(スズキ)は74メートル30で全体36位で、決勝進出を逃した。

◆大会第6日(18日)の日程           

午後7時5分 女子5000メートル予選=田中希、広中、山本 

午後7時15分 女子走り高跳び予選=高橋      

午後7時23分 男子やり投げ決勝          

午後7時58分 女子800メートル予選=久保        

午後8時55分 女子三段跳び決勝          

午後9時2分 男子200メートル準決勝          

午後9時24分 女子200メートル準決勝          

午後9時45分 男子800メートル準決勝          

午後10時10分 男子400メートル決勝=中島        

午後10時24分 女子400メートル決勝           

(注)日本勢の出場は予定

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