自民党の林芳正官房長官は18日、国会内で記者会見を開き、党総裁選(22日告示、10月4日投開票)への出馬を正式表明した。

 林氏は「岸田政権、石破政権と続いてきた政策を官房長官として支えてきた流れを受け継ぎ、新しいものを加えていきたい」と強調。

自身の政策「林プラン」を公表し、防災庁設置、郵政民営化法の改正などの改革案を主張した。党・政治・行政改革では「そろそろ小選挙区30年。検証したうえで与野党でどうすればいいか議論を始めたい」と主張。「私としては中選挙区制度の良さを見直すべきと思っている」と、中選挙区制度の再導入などの選挙制度改革を掲げた。

 さらに「自民党の立ち位置を考えなければ」と明言。「保守本流とは『姿勢』です。変えることは変えないと」とした。参院選では参政党が躍進し、自民党内での保守層離れが顕著となった。「我が党のなかでいろいろな意見を党綱領にまとめ、保守政党であることをしっかり打ち出す。これが保守の皆さんに戻ってもらうきっかけになる」と述べた。

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