フランス観光開発機構は17日、開催中の大阪・関西万博会場内で記者発表会を開き、フランス北部オードフランス地域圏を紹介した。同地域圏のグザヴィエ・ベルトラン議長は「オードフランスはフランスで第3の人口を誇る地域圏。

いろいろな発見をしていただける」とアピールした。

 同地域圏はベルギーに近いリール、ドーバー海峡に面するカレー、マクロン大統領の出身地アミアン、競馬ファンにはおなじみの競馬場があるシャンティイなどを含むエリア。オードフランス地方観光局のジャンフィリップ・ゴルド氏は同地域のロゴマークにハートマークが含まれていることについて「この地域の人々はおもてなしの心があるということでハートにしている」と説明した。

 同地域にはルーブル美術館の別館「ルーブル・ランス」がある。パリから高速鉄道TGVで約1時間ほど、世界遺産にも登録されている炭鉱地帯に2012年にオープンした。建物は日本の建築事務所SANAAが設計し、収蔵庫や修復家の作業を見られることも、特色の1つとなっている。

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