大相撲秋場所4日目(17日・両国国技館)

 新入幕の西前頭17枚目・日翔志(ひとし、追手風)は、同16枚目・錦木(伊勢ノ海)を押し出し、初白星を挙げた。立ち合いから突き押しで圧倒した。

「良かったなと思いました。前へ前へ出られたのがよかった」と笑顔を見せた。

 日翔志は一度は日大職員に就いたものの、父・文男(のりお)さんの反対を押し切り、21年に追手風部屋に入門。同年、自らがリハビリ中に、文男さんが死去。場所前の会見で「お墓参りして報告したい。喜んでくれたらうれしい」としみじみと話していた。

 名門、埼玉栄高時代には、同級生の大関・琴桜(佐渡ケ嶽)とともに、インターハイ団体戦優勝に貢献。「僕が社会人時代にプロ入りしたいと思えた存在。数年ぶりに対戦したい」と、琴桜との一番を目標にしている。

編集部おすすめ