大相撲秋場所5日目(18日、両国国技館)

 8場所ぶりに幕内に戻ってきた東前頭16枚目・友風(中村)が西十両3枚目・錦富士(伊勢ケ浜)をはたき込みで破り序盤を4勝1敗で乗り切った。

 友風の場合、2種類のはたき込みがあるという。

「昨日は悪いはたきでした。今日は長く前に圧力を掛けようとした後、良いはたきだったと思います。2回連続して負けている相手ですから。苦手なイメージは持っていました。それだけに前に圧力をかけることができて良かったです」と振り返った。

 序盤を4勝1敗で乗り切った。「本当によく頑張ってくれてます」と大けがを負った右膝に目を落とした。右膝の下には麻痺(まひ)が残っている。それだけに部屋に戻ってからのケアも欠かさない。「右足よりも軸になる左足の方に疲労がたまりますね。毎日、部屋で治療してから自宅に戻っています」。目指すは2019年名古屋場所(11勝4敗)以来の幕内での勝ち越しだ。

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