今大会1号の金メダルを獲得した男子35キロ競歩のエバン・ダンフィー(カナダ)が18日、自身のX(旧ツイッター)で太もも負傷のため20キロ競歩(20日)を欠場することを表明した。MRI検査の写真とともに「残念だ」「かなりひどい断裂だと分かった」などとしるした。

負傷は35キロの競技中に負い「ハムストリングを痛めながら10分もレースを続けられた自分を褒めたい」と明かした。

 21年東京五輪の50キロ銅メダルを獲得後、同種目が主要国際大会から除外されたことから「自分の競技人生は終わった」「世界大会でメダルはないだろう」と考えたが、22年の世界選手権では35キロで6位に入ったことから自分の可能性を疑うことをやめた。今シーズンの休みは1月5日、オーストラリアへの移動で時差の都合上、発生した1日だけだったほど、厳しい練習を積んできたが、2種目制覇はかなわず。「完歩できないのは本当に残念。気持ちが整理できたら、改めてお礼をします。応援してくれた皆さん、心から感謝します」とつづった。

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