◆世界陸上 第6日(18日、国立競技場)

 女子5000メートル予選が行われ、1組に出場した山本有真(積水化学)が世界大会で初の決勝進出を逃した。15分36秒29の18着だった。

序盤は先頭に立ち田中希実(ニューバランス)とともに積極的にレースを進めたが、ペースアップにはついていけなかった。レース後は5着で決勝進出を決めた田中と握手し、抱き合って健闘をたたえ、涙を流した。

 各組上位8人、計16人が20日の決勝に出場する。

 山本は愛知県出身。光ヶ丘女子高、名城大を経て、23年から積水化学に所属。名城大時代は、全日本大学女子駅伝と富士山(大学女子選抜)駅伝で4年連続優勝&区間賞に輝いた。日本女子長距離界では抜群の人気を誇る。

 23年ブダペスト世界陸上、24年パリ五輪では5000メートルに出場したが、いずれも予選敗退。3度目の正直で、自国開催のビッグイベントに挑んだが、今回も世界最高峰の舞台に上がることはできなかった。

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