サウジアラビアの国家的イベント「リヤド・シーズン」を運営する総合娯楽庁のトゥルキ・アルシェイク長官は18日、自身のSNSで12月27日、同国の首都リヤドで、プロボクシングのスーパーバンタム級(55・3キロ以下)の世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)や同階級転向を発表したWBC&IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)統一王者・中谷潤人(M・T)らが参加する一大興行を行うと発表した。
同長官は「日本の最高のファイターたちが、世界と対決する歴史的な夜が開催される。
同長官が運営に関わる、米国で最も権威のある専門メディア「ザ・リング」誌によると、興行は12月27日にリヤドのムハマド・アブド・アリーナで開催される。メインイベントは、井上尚弥とWBC1位、WBO3位のピカソの世界戦。
また、この日、スーパーバンタム級転向を発表した中谷も参加。WBC8位のセバスチャン・エルナンデス(メキシコ)と対戦することが明かされた。エルナンデスは尚弥の元練習パートナー。来年5月、東京ドームで尚弥との対戦が期待される中谷にとっては、転級初戦で最高の腕試しとなりそうだ。
また、7月の防衛戦でリカルド・サンドバル(米国)に判定負けし、WBA&WBC世界フライ級(50・8キロ以下)王座から陥落した寺地拳四朗(BMB)が再起戦を行う。階級をスーパーフライ級(52・1キロ以下)に上げ、IBF世界同級王者のウィリバルド・ガルシア(メキシコ)に挑むという。
日本からは日本ライト級王座を獲得したばかりの今永虎雅(大橋)や堤駿斗、麗斗(ともに志成)も参加すると伝えた。