◆大相撲秋場所5日目(18日、東京・両国国技館)
新入幕の日翔志(追手風)が初勝利を挙げた。幕内・錦木(伊勢ノ海)を体当たりし、押して最後は押し出した。
21年に父の反対を押し切り、大学職員から角界入り。だが同年に首の大けがで2か月の寝たきり生活。休場しリハビリしている中、父が亡くなり「父に背いてプロ入りし、ケガをした。母のために(引退して)働かないといけないのかな」と思うこともあった。
ケガを乗り越え、新十両だった23年九州場所2日目に右足首を痛めて2勝13敗。すぐに幕下へ転落し「1年で十両に戻れなかったら潔く辞めようと少し考えた」。