◆世界陸上 第6日(18日、国立競技場)
女子200メートル準決勝が行われ、日本記録(22秒79)を持つ井戸アビゲイル風果(東邦銀行)は1組を走り、23秒15(向かい風0・1メートル)で決勝進出を逃した。この種目では2011年大会の福島千里以来、日本人2人目の準決勝進出。
井戸は100メートルと200メートルを専門としているが、第1日(13日)に行われた混合1600メートルリレーに出場し、400メートルを激走。午前の予選で3分12秒08の日本新記録をマーク。同日の夜に行われた決勝でも2本目の400メートルを力走した。「混合マイルでいい流れができました」。400メートルの挑戦をプラスに生かし、専門種目の200Mでも大きく成長した。日本人初の決勝進出を逃したが、次の世界挑戦に確実につながった。