実力派女優として数多くの映画やドラマで活躍中の財前直見が、20日と27日に前・後編で放送するBS日テレ「森田健作アワー 人生ケンサク窓」に出演する。元千葉県知事で俳優の森田健作によるトーク番組。

初顔合わせだったが、財前は森田について「子供の頃からテレビなどで見ていた。第一印象は画面の人だと思った」とおどけてみせた。

 財前は今年、デビュー41年目。2007年に出身地の大分県に移住したことで知られる。森田から移住を決意した経緯を聞かれ、「(03年に)結婚をして、40歳の時に息子が生まれたのがキッカケだった」と振り返り、その上で「女優であると同時に母親としても生きていきたい、と思った。そこで故郷に帰ろうと。大分は、海もあって温泉もあるので暮らしやすいし、今は毎日のように温泉に入っています」。農業を始めたといい「出会う人も一気に多くなった。世界が広がりました」と語った。 女優としての転機は1990年公開の映画「天と地と」(角川春樹監督)だったと明かした。「カナダでの撮影で初めて馬に乗ったのですが、戦闘馬だったので苦労したんです。何度も練習しましたが、落馬は数えきれないほどでした。

ただ、撮影の最後に角川監督から『よくやった! 』とほめられて。それが一番うれしかったし、その後の自信になりました」

 女優人生を支えてきた1曲には、小田和正の「言葉にできない」を挙げた。「歌自体は『別れ』の曲なのですが、ところが、その悲しいことが、この曲を聴いていると『頑張れよ』って言われているような感じがしてならない。しかも、小田さんの『ラララ』って歌う声は、いつ聞いても泣けてきちゃうんです」と吐露していた。

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