◆世界陸上 第6日(18日、国立競技場)
男子400メートル決勝で中島佑気ジョセフ(富士通)が44秒62で6位入賞を果たした。日本勢で1991年東京大会の高野進以来、34年ぶりに挑んだ決勝で、ラスト100メートルをメンバー最速の11秒95で追い上げ、高野の7位を上回った。
女子5000メートル予選は田中希実(ニューバランス)が14分47秒14の1組5着で20日の決勝に進んだ。同組の山本有真(積水化学)は予選落ちしたが、序盤は先頭に立ってペースを作り、田中の予選突破を“アシスト”した。1万メートル6位の広中璃梨佳(日本郵政グループ)も予選落ちした。
女子800メートル予選で17歳の久保凛(東大阪大敬愛高)は予選落ち。200メートル準決勝の男子は鵜沢飛羽(JAL)が20秒23の1組6着で、女子は井戸アビゲイル風果(東邦銀行)が23秒15の1組8着でともに決勝進出を逃した。
男子で4連覇を狙うノア・ライルズ(米国)は今季世界最高の19秒51で決勝進出。スタート前に大人気漫画「ワンピース」の主人公・ルフィのポーズを決めて場内を沸かせた。女子400メートル決勝はシドニー・マクラフリンレブロニ(米国)が歴代2位の47秒78で制した。
女子走り高跳びで日本勢12年ぶり出場の高橋渚(センコー)は3回目で1メートル88を跳んだものの落選。世界記録保持者で“眠れる森の美女”ことヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)は、寝袋で約1時間リラックスしながら後、この日初めての試技で1メートル92を悠々とクリアし予選を通過した。