全日本プロレスは19日までに秋のビッグマッチ「ジャイアントドリーム2025」(23日、立川立飛大会)の全対戦カード、試合順を発表した。

 世界ジュニアヘビー級選手権で王者・青柳亮生が元王者のMUSASHIと2度目の防衛戦を行う。

両者は17日に都内で記者会見を行った。

 MUSASHIは「今回、自分が世界ジュニアのベルトを巻けば2度目の戴冠となります。前回、ベルトを保持していた際はですね、3度の防衛戦で自分の体調不良で延期にしてしまい、再起を図ったその後のタイトルマッチでベルトを落としました。タイトルマッチを延期にして、その直後のタイトルマッチでベルトを落としたっていうのは自分にとっては非常に悔いの残る終わり方で、自分が描くチャンピオンではなかったなと思います。なので今回、再び世界ジュニアのベルトを取り戻し、世界ジュニアチャンピオンとしての自分自身へのリベンジを図りたいなと思ってます」と奪還への決意表明を行った。

 迎え撃つ亮生は「今回は初防衛戦にして、とんでもない相手が来たなと。前哨戦でも散々敗れ、アジアタッグ戦でもピンを取られ、ピンチといえばピンチなんですけど、ピンチの時こそ青柳亮生は力を発揮しますので、初防衛をバッチリしたいなと思ってます」と宣言した。

 さらに今月7日に敗血症のため21歳で亡くなった長尾一大心選手が同王座の奪取を夢見ていたことに「この世界ジュニアのベルトを目指していた長尾一大心もどこかでこのタイトルマッチを絶対見ていると思うので、恥ずかしい試合はできないですし、長尾一大心が悔しがるような試合をして、全日本プロレスジュニアってすげえんだぞっていうのを改めて示したいと思います」と決意した。

 ◆9・23立川立飛大会全対戦カード

 ▼第1試合 8人タッグマッチ 20分1本勝負

芦野祥太郎、デイビーボーイ・スミスJr.、吉岡世起、阿部史典 vs 綾部蓮、ライジングHAYATO、井上凌、小藤将太

 ▼GAORA TVチャンピオンシップ バトルロイヤル 時間無制限

王者・他花師 vs 挑戦者・大森北斗、羆嵐、愛澤No.1、黒潮TOKYOジャパン、立花誠吾、”ミスター斉藤”土井成樹、セニョール斉藤、菊タロー

 ※タイトルマッチはバトルロイヤル形式。試合は全9選手が揃った状態で戦い、最後の1人となった時点で決着。ピンフォール、ギブアップ、KO、オーバーザトップロープ、反則(5カウント)で失格となる。

 ▼第3試合 THE プロレス 2025 シングルマッチ 30分1本勝負

田村男児 vs 関本大介

 ▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負

安齊勇馬、本田竜輝 vs 青柳優馬、野村直矢

 ▼世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負

王者・青柳亮生 vs 挑戦者・MUSASHI

 ▼世界タッグ選手権試合 60分1本勝負

王者組・鈴木秀樹、真霜拳號 vs 挑戦者組・ザイオン、オデッセイ

 ▼メインイベント 三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負

王者・斉藤ジュン vs 挑戦者・宮原健斗

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