◆フィギュアスケート 東京選手権 第1日(19日、東京・辰巳アイスアリーナ)
女子ショートプログラムが行われ、前週のチャレンジャーシリーズ、ロンバルディア杯(イタリア)を制した住吉りをん(オリエンタルバイオ・明大)が67・00点をマークした。
冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を着氷させると、続くルッツ―トウループの連続3回転も成功。
会場は今月開業したばかりの辰巳アイスアリーナ。多くの選手が氷の柔らかさに苦戦したが、「氷が良くてすごく浮く。凹凸がなくてよく滑る氷だから、エッジをうまく使って跳ぶことができる」と話す。ロンバルディア杯で課題とした体の軸の使い方も修正。滑りに身を任せ、後ろに取られていたが、この日は脚の上に体を乗せ、滑りきった。
帰国後は時差ボケのようになり、頭痛やめまいに悩まされた。18日の夜も思うように眠れず、睡眠時間は6時間足らずで臨んだ。今後はグランプリシリーズ、フランス大会(10月16~19日)、フィンランド大会(11月21~23日)を予定する。「ヨーロッパから帰ってきたときの時差ボケがひどい」と話し、フィンランド大会後は国内でグランプリファイナル(12月4~7日)や全日本選手権(同18~21日)を控える。「いい課題にして次は修正したい」と対策を講じる。
好調のまま20日はフリーに臨む。