フィギュアスケート 東京選手権 第1日(19日、東京・辰巳アイスアリーナ)

 女子ショートプログラムが行われ、前週のチャレンジャーシリーズ、ロンバルディア杯(イタリア)で2位に入った17歳の中井亜美(TOKIOインカラミ)は65・88点で2位と好位置につけた。

 冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は転倒も、その後のルッツ―トウループの連続3回転を着氷すると、3回転ループも成功。

「ラ・ストラーダ」の音楽に合わせたステップなどでも会場を盛り上げた。「アクセルが失敗したあとでも、落ち着いて滑ることができた」と淡々と振り返った。

 15日の帰国後、時差ボケや体調不良になったことを明かした。「(早朝)4時くらいに目が覚めてしまったり、練習中眠くなってしまったりっていうのが多くて、あとは若干気持ち悪くなってしまったりっていうのもあるんですけど、だいぶ落ち着いてきたので大丈夫」と回復を強調。この日も体の軽さはいつもよりなかったというが、「その中でも動けいてたので、明日のフリーになったらもうちょっと体も動いてくると思うし、アクセルも確率が上がってくるんじゃないかな」と自信をのぞかせた。

 シニアデビューの今季。初戦のサマーカップを優勝すると、ロンバルディア杯で2位と成績を残している。「緊張感の中でアクセルは転倒してしまったんですけど、ほかはまとめることができたのでそこは自信になった。かなりいい点数で終えたことはすごく良かった」と先週の戦いを振り返った。

 帰国後もフリーを通しで練習するなど、自身を追い込んでいる。「脚も負担がすごいかかっている中で練習してきているので、本番は少し楽になるかな」と手応え。20日のフリーで逆転を狙う。

編集部おすすめ