バレーボール男子日本代表のロラン・ティリ監督が19日、オンライン会見し、就任1季目のシーズンを振り返った。
6~7月のネーションズリーグ(VNL)では準々決勝でポーランドに敗れ、ベスト8。
ただ、ブルガリア、イタリアとの壮行試合を経て臨んだ世界選手権。トルコとカナダから1セットも取れず、初の初戦から2戦連続ストレート負けと悪夢の2連敗。今季最終のリビア戦には3―0で勝ったものの、1勝2敗で1次リーグ敗退が決定。51年ぶりのメダルの夢は早々に破れ「大変残念な結果。トルコ、カナダに負けたのはまだ理解するのに時間がかかっている。常に表彰台に上がり続けないといけないのが目標なので、悔しい思いを持っている」と話した。
世界ランク下位のチームに敗れた。フランスやブラジルの強豪国も敗退する波乱も起きていることを踏まえ「日本は相手国から見て倒さないといけない相手になった」と徹底した対策を敷かれたという。また、「世界ランキングは関係ない」と世界のレベルが高くなっていることも挙げた。その上で「トルコ戦は7本のサービスエースを許したのは、今季最多。
28年ロサンゼルス五輪に向けてスタートした新体制1季目は終了。来季はロス五輪の出場権も懸かるアジア選手権も控える。指揮官は「安定したプレーができるようにしたい。全ての選手に対して、同じタイミングで合流してもらいたい。長身のブロックやサーブの練習を重ねるために練習試合の機会を考えている。それぞれが所属するチームでプレーをしてもらって、上達して帰ってくることを願っている」と見据えた。