◆世界陸上 第7日(19日、国立競技場)
女子やり投げ予選A組が始まった。予選A組終了後に行われるB組と合わせて、3回の試技で、62メートル50以上を投げた選手、あるいは上位12人が20日の決勝に進出する。
23年ブダペスト世界陸上、24年パリ五輪金メダルで世界大会3連覇を目指す北口榛花(JAL)が試技順1番目で登場し、60メートル31。A組18人全員が1投目を終えた時点で4位だった。
2投目で60メートル38に伸ばしたが、自身が持つ日本記録(67メートル38)にはちょうど7メートル及ばず。2投目で60メートル49を投げた上田百寧(ゼンリン)らに抜かれ、2投目終了時点で7位に後退した。
北口は3投目で58メートル80と距離を伸ばせず、首を振ってがっくりと肩を落とした。不安そうな表情のまま大観衆に頭を下げた。
上田は3投目で距離を伸ばしたが、踏切線をわずかに越えてファウル。
予選A組の全選手が競技を終了し、上田は7位、北口は8位。決勝進出、あるいは予選敗退はB組次第となった。