◆世界陸上 第7日(19日、国立競技場)

 大会スペシャルアンバサダーを務める俳優・織田裕二が、やり投げで決勝進出を逃した北口榛花(JAL)を気遣った。

 予選A組の一番手で登場した北口は、1投目で60メートル31、2投目で60メートル38、3投目で58メートル80を記録したが、予選通過ライン(62メートル50)を超えることができず、決勝に進める上位12人にも残れなかった。

 織田は「いやぁ~…終わっちゃった。北口さんにとっては」と深いため息とともにコメント。「悔しい。でもずっと前からみんなの期待を一身に背負って、明るい笑顔で…でも、あの笑顔の裏にけが隠してたんだと思うと、胸が詰まっちゃって」と言葉を詰まらせた。

 続けて「選手としては、まだこれからですから。東京は残念だったけど、僕らは金メダルを取ることだけを期待してるわけじゃなくて」といい、「北口さんには感謝しかないですね。日本人で世界に誇れる金メダリストがいるってだけで、他の日本選手も背中を押されているような、そんな安心感もあったと思うんで。今回、日本選手、大活躍ですから。ありがとうとしか言いようがない」と与えた影響の大きさに言及。「また次、待ってます。いったん気持ち切り替えるために好きなことやって、うまいもん食って、ぱーっと騒いで、いつもの明るい笑顔を見たいですね」とエールを送った。

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