◆米大リーグ ドジャース7―5ジャイアンツ(20日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が20日(日本時間21日)、本拠地・ジャイアンツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、4―4の4回に2死から四球で出塁した大谷が、ベッツの四球で二塁へ進むと、遊撃アダメズと談笑する一幕があった。

 試合後、アダメズが取材に応じ、「俺はただ、彼に昨日のホームランには感心したよって言ったんだ」とやりとりの一部を明かした。

前日に大谷が放った逆転3ランの52号について話していたといい、「あれは彼が俺に『次の打席でホームランを打つよ』と言って、その打席では『今のはちょっと打ち損じた』と言った。だが、その次の打席で本当にホームランを打ったんだ。だから俺が驚いたっていったら、彼は『言っただろ』だって。『きみにとってはすごく簡単なことなんだな』と言ったら、彼はただ笑っていたよ。でも楽しかった」と振り返った。

 大谷は談笑後、6回先頭の4打席目に2試合連続本塁打となる53号ソロを放ち、リーグトップのシュワバー(フィリーズ)に並んだ。アダメズは「昨日も今日も彼が打ったホームランはすごかった。俺達は相手チームだけれど、彼との時間を本当にありがたく思う。当然ながら彼は唯一無二の存在で、世代を代表する才能の持ち主だ。俺達にとっては、彼は相手チームだからやられたら悲しいけれど、野球というゲームにとっては彼の存在は素晴らしいことだよ」と、敵ながら称賛していた。

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