◆JERAセ・リーグ 中日5―2巨人(21日・バンテリンドーム)

 中日の大野雄大投手が先発して、6回8安打2失点。11勝目をマークした。

 初回に、丸、キャベッジ泉口、岡本の4連打で2点の先制を許した。だが、直後に上林の16号ソロで1点差に迫ると、2回1死一塁。女房役の石伊が、田中将の131キロのスライダーを捉えて、左越えの3号2ランで逆転に成功した。

 3―2と援護をもらった大野は2回以降をきっちり修正。走者を出しながらも、ゾーンをつく丁寧な投球でゼロを並べ、リードを守り切った。

 この日は、同じ1988年生まれの巨人・田中将大投手が、日米通算200勝をかけて先発した。“88年対決”は4月3日の巨人戦(バンテリンドーム)以来、今季2度目。前回は、大野が5回8安打4失点(自責2)で、ライバルに白星を譲った。「意識する存在。88年組、まだまだできると思うので」と話していた左腕。約5か月半ぶりのマッチアップでリベンジに成功した。

 チームは、今シーズンの本拠地最終戦を勝利で飾り、2連勝。

19日のヤクルト戦(バンテリンドーム)で敗れ、5年連続のBクラスが確定した。それでも、井上監督は「残り試合を、全部勝つためにはどうしたらいいかを、考えながらやりたい」とファイティングポーズを示した。残り6試合。総力戦で、ファンに1つでも多くの白星を届ける。

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