◆JERAセ・リーグ 中日5―2巨人(21日・バンテリンドーム)

 中日は、今シーズンの本拠地最終戦を、勝利で締めくくった。試合後には、最終戦セレモニーが行われ、今シーズンの名場面を振り返る映像が上映された。

井上監督は、就任1年目シーズンを振り返り、ファンの前でスピーチ。1年間の感謝と、来季のさらなる飛躍を誓った。最後は、監督、コーチ、選手らが、サインボールを投げ入れながら、グラウンドを一周。スタンドを埋め尽くした竜党に、手を振って応えた。

 井上監督のスピーチ全文は以下。

 本日をもちまして、バンテリンホームゲーム最終戦となります。2025年、今、映像みましたけど、すごくすばらしい編集をしていただきまして、ありがとうございます。

 春のキャンプで10月いっぱいは、ハラハラドキドキ、そんな試合をやろうぜ、と野球をしながらシーズンを戦っていました。10月いっぱいということはCS、その先に日本シリーズというような形を描き、戦って参りましたけど、原因は、9月に入ってからちょっと失速してしまいました。

 チームスローガン、ドラポジ。ポジティプに常に戦っていこうって形でしたんですけど、私自身が、振り返ってみるとドラネガみたいな月日があったのも確かでございます。ただ、ピッチャーも野手も牛歩、ゆっくりの歩みではあるけど、僕は少しずつ成長してくれてると思っています。

 先ほど、(ホームゲーム)来場者数が250万人と数字が出ましたけど、250万人を、来年もみなさんが見に行きたい、感動した、そんな試合を見せるために、またこれから秋、春とかけて、鍛錬していきます。

 来年は球団創立90周年。節目の年です。バンテリンドームもリニューアルされます。バンテリンドームをまた、みなさんが枯れるほどの声援、一生懸命作ったボード、タオルをかかげてもらい、選手達の背中を押してください。

 まだ残り6試合残っておりますが、この6試合もドラゴンズらしい、来年につながる試合をきっちりと最後までやり遂げて、2025年を締めたいと思います。みなさんの声援をこれからも励みとし、来年はさらにみなさんが興奮して、夜も眠れない、職場で、学校で家庭で、ドラゴンズの話題満載の1年をみなさんに届けられるよう、私たち頑張って参ります。最後になりますが、中日新聞社、ドラゴンズ球団、現場にいるすべてのみんなを代表し、2025年のお礼のあいさつとさせていただきます。1年間、ありがとうございました。

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