◆イースタン・リーグ 巨人2―3日本ハム(21日・Gタウン)

 巨人のマレク・フルプ外野手、が左手有鉤(ゆうこう)骨骨折後、初安打を放ち回復ぶりを示した。

 「5番・DH」で先発出場。

2回1死でカウント1―1から、日本ハムの先発左腕・山本晃の投じた高めの140キロ直球を右前へはじき返し、実戦では7月9日の同・西武戦(カーミニーク)以来のHランプ。「まだ少し感覚は戻っていない。徐々に打席を積み重ねて、強い打球を打てるように頑張りたい」と、次戦を見据えた。

 今季は7月12日に支配下昇格を勝ち取り、チェコ出身の選手として史上初のNPB支配下選手となった。同日のDeNA戦(横浜)では「7番・右翼」で先発出場したが4打数無安打。翌13日は代打で三振に倒れ、スイングした際に強い痛みを感じた影響で同17日に登録抹消。骨折分の摘出手術を受け、懸命にリハビリを続けてきた。「本当は(医者に)3か月かかると言われた。それより早く復帰できたのでうれしいですし、チームの勝利に貢献できるように頑張りたい」。野球ができる喜びを感じ、さらなるアピールへ前を向いた。

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